※記念誌発刊時（2015年4月）当時の内容をそのまま掲載しています。
掛川市長 松 井 三 郎
エコロジーライフ研究会が創立15周年の節目を迎えられ、併せて記念誌を発行されますことを、心からお祝い申し上げます。
貴研究会は、平成12年の創立以来、安心安全な食生活と環境保全を推進するライフスタイルの確立を目指し、様々な活動を続けてこられました。歴代の会長様、会員の皆様方のこれまでの熱意とご努力に対し、改めて敬意を表する次第です。
さて、近年、環境や農業を取り巻く状況は大きく変化しています。特に、地球温暖化の問題は、生態系や気候変動にも密接に関係しているため、世界規模で対応しなければならない喫緊の課題と言えます。食に関しても、表示偽装問題や異物混入問題など消費者の安心安全を脅かす事件事故が発生し、消費者の不安が高まっています。
そのような中、貴研究会が力を入れて取り組んでいる事業の一つである「親子エコ農業体験教室」は、有機農法での米作りや野菜作りの収穫までを１年を通じて体験し、併せて自然環境と農業、食の大切さを学習する機会を参加者に提供しています。この活動はまさしく、当市が掲げる「３つの日本一のまちづくり」（「健康・子育て」、「環境」、「教育・文化」）の全てに通じる取り組みでありますし、「地産地消」で食の安心安全を促すものであります。
また、これらの取り組みが高く評価され、平成26年10月に「第31回中日ボランティア賞」を受賞されました。誠におめでとうございます。
今後も、多くの市民が参加し”エコロジーライフ”の実施者が増え、農業従事者の高齢化問題や耕作放棄地問題の解消につながるような活動となることを大いに期待しています。 結びに、エコロジーライフ研究会の今後ますますのご発展と、会員の皆様方のご健勝を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。