エコロジーライフ研究会設立時に想う

エコロジーライフ研究会顧問
元当研究会 会長 清 水 録 朗

 平成11年飽食の時代が続いている頃、自然と共生する農業や安心・安全な食糧の流通に対して疑問視する声が出始めた時、「コレで良いのか」と立ち上がったのがエコロジーライフ研究会でした。硫安を始めとして化成肥料オンリーで作られる野菜や果物、強力な殺虫効果だけに期待して乱用される殺虫薬品等々。生活の豊かさの反面、何となく不安、将来的にこれで大丈夫か、今すぐ社会構造の改革を期待する等の声が出始めました。

 平成11年6月、エコロジーライフ研究会の設立準備会が設立され、その目的、趣旨、事業等の検討を重ね、10月30日には「エコライフを語る会」を開催し、貴重なご意見をいただくとともに、今後の予定等を協議していただきました。

 平成12年3月25日、エコロジーライフ研究会設立総会が開催され発起人代表の故を以って、私が初代の会長をお引き受けすることとなりました。それから4年、会員皆様方の大きなご支援のお陰で無事に会長職を務めさせていただき、研究会設立4年目には、平成15年度静岡県コミュニティづくり推進協議会主催の「コミュニティ活動賞」「優秀賞」を受賞することができました。更に県の協議会による東京の「あしたの日本を創る協会」主催の「全国ふるさと作り賞」コンクールに応募しました結果、「ふるさとづくり振興賞(団体の部)」も受賞しました。

 以上に私がエコライフ会長として会員の皆様方にお世話になった時代の「想い出ばなし」として書きましたが、その後には掛川市の議員当時につながる雑用等の行政と係わりを持つようになって、直接エコの会との接触が少なくなりご無礼致しました。

 時の流れと共に農業に関する意識が全く変わり、耕作放棄農地が大半を占め雑草だけが繁っています。  私も年齢を重ねるごとに衰えたなと実感しております。エコロジーライフでお付き合いをいただいた皆様方、大層お世話になりました。ありがとうございました。